坪内稔典の若き日の俳句評論集
〈坪内稔典 俳句シリーズ〉
過渡の詩
出版社:象の森書房
著 者:坪内 稔典(つぼうち としのり/ねんてん)
ジャンル
俳句・短歌/評論
キーワード
俳句/評論/現代俳句/俳人/正岡子規
閲覧タイプ
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内容紹介
本書『過渡の詩』は『俳句の根拠』、『世紀末の地球儀』と並び坪内稔典の若き日の俳句評論集三部作の一冊。いま、必読の俳句評論書として多くの評論家からも取り上げられている。俳句を「過渡の詩」として位置づけ、正岡子規以降、問いかけることの少なくなっていた「俳句とは?」に応える。俳句に関心ある人の避けて通れない作品である。1978年に牧神社から刊行の書籍を電子書籍、オンデマンド印刷本で復刊。象の森書房から出版
〈目 次〉
- 一 俳句、その思想
- 形式と思想
- 俳句は可能か
- 方法としての俳句形式
- 書評─連作形態を追って
- 二 俳句、その諸相
- 「写生」の根拠
- 「非空非実」の文学
- 発句の解体―日野草城
- 『遠星』論―山口誓子
- 『惜命』論―石田波郷
- ある俳人の出立―伊丹三樹彦
- 形式の不安へ―鈴木六林男
- 雑草の毒―桂信子
- 貝か具か―藤田湘子
- 枯木の幻想―赤尾兜子
- 三 俳句、その暗香
- 〈水温み〉の思い
- 幻想領土小論
- 泳ぐ船長
- ニセアカシアの闇で
- 溶けつつある家
- あとがき
- 「過渡の詩」に寄す 高柳重信
- 初出一覧
- 奥付