
毎日の献立とワイン おいわい編
(無料本)
ソムリエさんちのばんごはん
ワインにあいそうな肴づくり おいわい編
著者:とくおか そのこ
ジャンル
エッセイ・随筆/日記・書簡/ブログ/暮らし・生活全般/料理/グルメ
キーワード
ワイン/料理/ブログ/家庭/ソムリエ
閲覧タイプ
リフロー〈文字サイズ可変〉 ※横書き
主な販売サイト
内容紹介
※本書は、既刊『ソムリエさんちのばんごはん ワインにあいそうな肴づくり 春夏編』と同『~秋冬編』から一部を抜粋、再構成したものです。
これは日々の食事と一緒に飲むワインの記録です。
我が家の夕食ではほぼ毎日ワインを飲んでいます。
季節の食材を取り入れつつ、健康のことも気にして野菜を多く取り込み、お肉はなるべく隔日に、そんなお惣菜ですから飲むワインも軽い口当たりから中程度のものが多いようです。
プルタブで簡単に開けられる缶ビールに比べて、ワインは硬いコルクを抜いたり背の高いグラスの洗浄をしたりと取り扱いが面倒です。疲れがピークに達した日は正直手軽に缶ビールを飲んでいます。それでもほぼ毎日ワインを飲む理由は、食事との相性が百発百中ではない面白さかもしれません。ワインの持つ複雑な味わい、そうブドウの風味だけに留まらない多面的な味わい、そこにたまたまその日に作ったお惣菜と合わせるという課題が加わるのです。お惣菜にいくつかの食材と調味料を使っているように、ワインにも折り重なるようにいくつもの風味があります。当然ブドウ果実、リンゴやオレンジ、南国のフルーツやフローラルな香り、はたまたバターやヨーグルト、木や草の風味まで.これらの要素を組み合わせてその日のベストの相性を考えること、それもテーブルにお皿が並べられるまでにという制限時間付きで!(もちろん無限とも思われる組み合わせを一つ一つ検証するような高等なことはしていません、あくまでもなんとなく直観で、そしてとても適当にです)
こんな思考作業を同じく有資格者の夫とそれぞれが同時進行でやっていて、どちらからというわけでもなく、「バター使っているからシャルドネかな」とチリのシャルドネ種を使った白ワインがテーブルに乗ります。いつもふたりのアンサーがほぼ同じなのは、ソムリエ教本がその出所だからです。互いに“教科書通り”の知識は持ち合わせておりその知識がワイン選びのベースになっています。しかし数少ないワインの在庫と乏しい料理のテクニックでは教科書の再現は極めて難しく、これを削ぎに削いでシンプルにし、時には失敗もアリなのがこのワインの記録です。(著者「はじめに」より)
〈目 次〉
- 1 バブルな夜、シャンパーニュ キャティアの人々と
- 2 ヌーヴォーは節目、ワインを愉しんでいるかを確認する日
- 3 寝ているワイン 起きているワイン@新春ワイン会
- 4 ワインに在る香り【コルク臭】@新春ワイン会
- 5 豆まき@節分
- 6 ♪灯りをつけましょ、ぼんぼりに~
- 7 【報告】アキタニア、メーカーズディナー
- 8 アラン デュカスのレストラン