病気は試練なんかではない。そんな試練なんか誰が欲しがるのか。いらないのである!
神様、コノヤロー!!
12歳で脳出血に倒れた娘と母の奮闘記
出版社:せせらぎ出版
著 者:神部いづみ(かんべいづみ)
ジャンル
エッセイ/ノンフィクション/闘病記
キーワード
小児特定疾病/限度額認定証/脳動静脈奇形/公的支援/後遺症/リハビリ/高次脳機能障害/特別支援学校/片麻痺/脳出血
閲覧タイプ
フィックス〈文字・画像サイズ固定〉|POD(プリント・オン・デマンド)
販売サイト
販売サイト(POD版)
内容紹介
ある日突然、小学6年生の娘が脳出血で倒れた。原因は、子どもでの発症は5万人に1人といわれる先天性の脳動静脈奇形破裂。緊急入院と命がけの手術、その後の長くつらいリハビリ生活、公的支援の及ばない高額な医療費……次々とふりかかる困難を乗り越えていく母と娘の闘病記。
よく病気になった人に、「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない」と言う人がいるが、病気になった本人や家族が自分でそう思うのならまだしも、まったくそのような経験をしたことがない人が、病気になった人に対して言うのはおかしなことだ。「そうなんだ、この与えてもらった試練を乗り越えられるようにがんばろう」などとはまったく思えない。
病気は試練なんかではない。
そんな試練なんか誰が欲しがるのか。いらないのである!
そんな試練を気まぐれに選んだ人に与える神様なんて、「コノヤロー!!」なのだ。(本文より)
〈目 次〉
- はじめに
- 1 破裂
- 2 意識混濁
- 3 覚醒、そして……
- 4 血管内治療
- 5 心のささえ
- 6 卒業式
- 7 リハビリの日々
- 8 サイバーナイフ治療
- 9 退院に向かって
- 10 あの日の予感
- あとがき