【せせらぎ出版】良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤(レイモンド・フランズ)

他に類を見ない記録

良心の危機
「エホバの証人」組織中枢での葛藤

出版社:せせらぎ出版

著 者:レイモンド・フランズ

ジャンル

ドキュメンタリー/宗教

キーワード

エホバの証人/宗教/内部告発

閲覧タイプ

フィックス(固定)

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内容紹介

「エホバの証人」の中枢幹部だった著者の冷静かつ呵責のない内部告発の書。
英語原書は大反響を呼び、現在世界9カ国語に翻訳。ついに待望の日本語訳完成。

宗教組織の権威は、他の人のために奉仕するものであるはずなのに、人の上に立って支配することに熱心になってしまう。一方、支配される側は、自分の良心に照らして納得できない時、抵抗を試みる。これを極めて率直に、具体的に語っているのが本書である。「エホバの証人」として知られている宗教団体内部での記録であるが、問題の本質は、世界のいかなる宗教団体においても当てはまるだろう。
1870年代、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれた「聖書研究グループ」はごく小規模なものだったが、今日の「エホバの証人」は、およそ200力国に約550万人を数える。その中心をなす「ものみの塔協会」が新しい本を出版する際には、通常100万部がまず出版され、さらに何百万部という増刷が続く。その活動が盛んな国であれば、家にやってくるエホバの証人に遭遇したことのない人は、まずいない。ところが、この宗教組織そのものについては、詳しいことがほとんど知られていない。そればかりか、エホバの証人たち自身、自分たちの組織でいかにして教義や方針が決定されるのか知らない場合がほとんどである。すべてを統括する中枢機構、「統治体」での会議の模様は秘密のヴェールに覆われている。その会議の結果が、世界数百万のエホバの証人の生活に影響をもたらす。

著者は二代続いた信者の家に生まれたエホバの証人三世である。世界各国を巡りながら、この宗教組織のあらゆるレベルで60年間活動を続けた。最後の9年間は中枢機構「統治体」のメンバーとして活動した。権力中枢の内部で経験したこの9年の月日が、「良心の危機」をもたらしたのである。これは、他に類を見ない記録である。
この宗教団体内部でいかに物事が決定され、それがいかに全エホバの証人の生活に影響するかが、生々しく、ありのままに語られる。

著者の態度は冷静であり、観察の目は鋭いと同時に暖かさに満ちている。読者は、胸が痛むと同時に、自分自身の良心が語りかけられていると実感するだろう。
本書がはじめに書かれたのは1983年であるが、この第3版では新しい資料なども追加されており、今も同じパターンが繰り返されていることが明らかになる。初版発行以来、問題の本質はまったく変わっていないのである。

〈目 次〉

  • 第1章 良心の代償
  • 第2章 私が本書を書く理由
  • 第3章 統治体
  • 第4章 内部動乱、そして改革
  • 第5章 しきたりと律法主義
  • 第6章 二重基準と御都合主義
  • 第7章 予言と独断
  • 第8章 正当化と脅迫
  • 第9章 一九七五年「神が行動されるのに適切な時」
  • 第10章 一九一四年と「この世代」
  • 第11章 決心
  • 第12章 最終攻撃
  • 第13章 展望
  • 付録
  • 訳者による付記
  • 聖書引用索引・文献索引

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