改訂版 アメリカ植民地時代の服飾(濱田雅子)【せせらぎ出版】|アットマーククリエイト

改訂版 アメリカ植民地時代の服飾(濱田雅子)【せせらぎ出版】

日本で最初のアメリカ服飾史の研究書

改訂版 アメリカ植民地時代の服飾

出版社:せせらぎ出版

著者:濱田 雅子(はまだ まさこ)

ジャンル

モード/社会と文化/歴史

キーワード

アメリカ服飾史/ヴァージニア植民地の服飾/ニュー・イングランド植民地の服飾/ニュー・ネザーランド植民地の服飾/プロテスタントの衣裳/ピューリタン衣裳/ネイティヴ・アメリカンの衣服/上流階級の服装/中産階級の服装/下層階級の服装/職業着/プランテーション奴隷制度/衣服生産/ホームスパン/毛皮貿易/衣服材料/繊維工業/染色/染料/ウィリアム・ブラッドフォードの洗礼用衣服

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内容紹介

アメリカ史学と服飾史学を結合させた日本で最初のアメリカ服飾史の研究書。専門書・教科書として高い学問的水準を持つと同時に、豊富な写真・図版・地図など(189点)を駆使し平易な記述が工夫された、専門外の読者をも魅了する一冊。

本書は濱田雅子著『アメリカ植民地時代の服飾』(せせらぎ出版、1996年)の改訂版である。初版のチラシには「アメリカ服飾史研究書は、欧米にも僅少であり、まして日本では皆無に等しい。本書はアメリカ史学と服飾史学を結合させた日本で最初のアメリカ服飾史の研究書である。合衆国の新しい社会史研究に新たなる地平を切り開いた書と言っても過言ではない」と書かれている。この初版の出版から28年が経過した今日、POD出版、電子書籍出版が普及し、出版業界も大きく変化・発展を遂げた。そこで、この度、初版の改訂版をせせらぎ出版からPOD出版、および電子書籍として出版した。
 本書の第一、二章ではヴァージニア植民地、ニュー・イングランド植民地、およびニュー・ネザーランド植民地における衣服の形態、衣服の変化・発展を歴史的背景に照らしながら、考察した。衣服産業の実態にも目を向けている。また、第三章では、植民地時代から独立革命前夜にかけての、植民地における社会経済的発達に伴うファッションの統一の状況を考察した。

〈目 次〉

  • 改訂版出版にあたって
  • 序文 丹野郁
  • はじめに
  • Forward
  • 第一章 アメリカ植民地史の概観-服飾史との関連において-
    • 第一節 ヨーロッパの背景と服飾
    • 第二節 ヴァージニア植民地の建設と服飾
      • 1. 十七世紀イギリスの服飾の植民地への移入
      • 2. 植民者の気候馴化と衣服適応の問題
      • 3. ヴァージニア植民地の建設と服飾
      • 4. プランテーション奴隷制度の服飾への影響
    • 第三節 ニュー・イングランド植民地の建設と服飾
      • 1. ピューリタン衣裳の本質と歴史的背景
      • 2. ピューリタンとオランダの服飾
      • 3. プリマス植民地の建設と服飾
      • 4. インディアンと服装問題
      • 5. マサチューセッツ湾植民地の建設と服飾
    • 第四節 ニュー・ネザーランド植民地とニュー・ヨーク植民地の建設と服飾
      • 1. 十七世紀オランダの服飾の植民地への移入
      • 2. バトルーン制度と毛皮貿易の服飾への影響
      • 3. ニュー・ヨーク植民地への移行と服飾
  • 第二章 植民地建設期(1607-1675)の服飾
    • 第一節 ヴァージニア植民地の服飾
      • 1. 気候・風土と服装
      • 2. 植民者の服装
        • Ⅰ 男子服(1607-1620)
        • Ⅱ 女子服(1609-1620)
        • Ⅲ 王党員の男子服(1620-1675)
        • Ⅳ 王党員の女子服(1620-1675)
      • 3. 衣服材料と繊維工業について
    • 第二節 ニュー・イングランド植民地の服飾
      • 1. 気候・風土と服装
      • 2. ピルグリムの服装
        • Ⅰ 男子服(1620-1630)
        • Ⅱ 女子服(1620-1630)
      • 3. ニュー・イングランドの服飾
        • Ⅰ 男子服(1630-1675)
        • Ⅱ 女子服(1630-1675)
      • 4. 衣服材料と繊維工業について
      • 5. ニュー・イングランドにおける染色
    • 第三節 ニュー・ネザーランド植民地とニュー・ヨーク植民地の服飾
      • 1. 気候・風土と服装
      • 2. 植民者の服装
        • Ⅰ 男子服(1623-1675)
        • Ⅱ 水夫の服装(1623-1675)
        • Ⅲ 女子服(1623-1675)
      • 3. 衣服材料と繊維工業について
  • 第三章 植民地成熟期(1675-1775)の服飾
    • 第一節 植民地における社会・経済的発達と服飾
    • 第二節 植民者の服飾の統一と変化・発展
      • Ⅰ 上流階級の男子服(1675~1775)
      • Ⅱ 上流階級の女子服(1675-1775)
      • Ⅲ 中産・下層階級の職業着
  • 結語 植民地時代アメリカの服飾の歴史的意義
  • あとがき
  • 人名索引
  • 総合索引

著者プロフィール

濱田 雅子 (はまだ まさこ)

  • 神戸大学文学部史学科(西洋史学専攻)卒業。武庫川女子大学大学院家政学研究科修士課程(被服学専攻)修了。博士(家政学)。現在(一財)京都大学名誉教授森下正明研究記念財団主席研究員。元武庫川女子大学教授。日本ペンクラブ会員。西洋服飾文化史専攻。アメリカ服飾社会史研究者。服飾研究者・ファッションデザイナー・グラフィックデザイナー。

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