内容紹介
「近代建築のパイオニア」と称されるロース。装飾の問題やラウム・プランなど、単純なモダニストではない「謎に満ちた素顔」に着目し、問題点を解明した意欲的で啓発的な著書。
〈目 次〉
座談
アドルフ・ロースと現代――
論文
アドルフ・ロース断想――福田晴虔
永遠の現代主義者――磯野英生
シュタイナー邸の選言的性格――大島哲蔵
ロースと「様式」の時代――小原洋二郎
アドルフ・ロースの思惟――前田忠直
コラム
制度としての装飾の剥離――古山正雄
語られし空虚にて――根木一之
雪――竹山聖
オマージュ――竹内次男
記事
Adolf Loos by O.K――大島哲蔵
60歳記念論文集より――加藤公康・訳
“科学的な自伝”より――アルド・ロッシ
執筆者紹介・編集後記